「eスポーツ×建築」デザインコンペ

テーマ「eスポーツがもたらす未来」

 

「eスポーツ」という言葉は、実は20年も前からあるのだが、当時は子供の遊び程度の認識だった。その後、徐々に市民権を得て、今やオリンピック競技種目を議論されるまでになっている。

 

2018年以降、自治体や企業の後押しもあって、「eスポーツ」×「まちづくり」と称し、建築分野にも関係してきた。国籍、年齢、性別、障害の有無を超え楽しめることから、福祉分野やフレイル期のリハビリ等、多方面への影響とその更なる進化に期待がかかる。

 

滋賀県東近江市JR能登川駅前には、eスポーツプロチームと協働した「e2Park」が開業した。「entertaiment(娯楽)」と「education(教育)」を掛け合わせ、地域のIT人口を増やす目標を掲げている。

 

古くから建築家は、新しい思想や技術を基に、未来の都市や建築を描いてきた。私たちは、「eスポーツ」や「デジタル技術」の進化によってどんな未来が描けるだろうか?

 

場所や規模、どんな分野と共に進化するのか等自由に設定してほしい。柔軟な発想と想像力を生かして、誰もが、驚き、笑顔になってしまう予想外の未来を期待している。

締め切り日となりました。ご応募していただいた方に感謝します。
何人か応募フォームから入稿できないとのご連絡を受けましたので、下記連絡先まで応募できなかった旨をメールいただければ対応いたします。
honda@manybook.jp

 

審査は10月中旬、入賞者の発表は10月20日を予定しています。

「eスポーツ」と「建築」というと、漠然としたテーマですので、補足を4点ほどしたいと思います。

 

1.「eスポーツ」×「まちづくり」

2018年から、各地で自治体の主導による「eスポーツ」×「まちづくり」の取り組みが始まっています。大まかに分類すると、「eスポーツ大会」を通じて興行規模を拡大し、関連人口を増やすまちづくりと、「健康増進」をテーマに、高齢者や障がい者、子供を含めた交流を促進するまちづくりがあります。

しかしこれらは始まったばかりの取り組みです。さらに異分野との関係を構築することができるのではないでしょうか?たとえば、「eスポーツ」×「農業」「観光」「子育て」など。さまざまな分野をイメージしてみてください。


2.「eスポーツ」と「デジタル技術」

課題文に「デジタル技術」と書き込んだので、唐突だったかもしれません。能登川駅前にオープンした「2Park」には、「eスポーツ」だけでなく、「VR/AR」「ドローン」「バーチャルサイクリング」なども設置されています。一般的には「eスポーツ」といえば、グランツーリスモやぷよぷよ、ストリートファイターなどのアーケードゲームを連想してしまうかもしれませんが、スポーツを「一定のルールに則って技術の優劣を競う活動」と捉えると、電子機器やデジタル技術を用いたドローン等も、「ルール」「競技性」が備わっていれば、「eスポーツ」と呼ぶことができるでしょう。

したがって、「eスポーツ」という表現を使用しましたが、かなり広義にとらえてください。「仮想空間」や今年話題の「AI」等も含めても良いと考えます。

 

3.「eスポーツ」×「建築家」

建築家は古くから「思想」や「新しい技術」を基に未来の都市を描いてきました。コルビジェやアーキグラム、丹下健三などが思い浮かぶと思いますが、そんな大きな話でなくていいです。極めてニッチな空間が全世界に普及する未来も興味深いですし、地域を限定した歴史や風土と融合しても良いでしょう。

 

海賊王がラフテルの存在を示したように、もしくは、阿弥陀聖衆来迎図が極楽浄土の存在を示したように、誰も見たことない世界を表現することにより社会を動かす、そんな建築の可能性を見てみたいです。

 

4.「eスポーツ」の可能性
建築はさまざまな分野の人々との連携が可能な職種だと考えていますが、これまで「建築」と「eスポーツ」との連携についてはあまり耳にしたことがありません。ぜひ周りにいるデジタル系異分野の人々を巻き込み、連携し、新しい建築や都市のビジョンを描いてください。
また、「eスポーツ」についても、一般的にはまだまだ「遊び」のイメージが強く、ある意味「偏見」の多い分野と言えます。しかし、このコンペがきっかけとなり、単なる「遊び」という認識から脱却する可能性もあるでしょう。


ここまで、大げさなことを色々書き連ねましたが、気楽に楽しい未来の建築を描いてもらえたらと思います。


余談ですが、この文章はChatGPTに校正してもらい、HPのトップ画像は画像生成AI「Midjourney」で作成、告知動画は、動画生成AI「GEN-2」を利用しています。新しい技術にアンテナを張りつつ、1/1の空間や実社会が持つ魅力を高めてほしいと思います。 本多健

主催 :株式会社ディタディアス

共催 :一般社団法人「大樹の芽」

インフォメーションサポーター:     建築学生サークル♭

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